■世界での活動
西アフリカ・セネガルの首都ダカール沖の世界遺産・ゴレ島に生まれ、幼少の頃よりアフリカン・ドラムであるジェンベを演奏し始める。パーカッショニストとしてそのたぐいまれな才能が認められ、サッチャー首相やミッテ ラン大統領、ネルソン・マンデラ大統領、ヨハネ・パウロ２世等の歓迎式典など、世界各国から訪れる首脳級の公式式典で多数演奏。1995年に来日。
来日後すぐに大倉正之助（重要無形文化財総合指定保持者・能楽師）と北京・天津・大連・ハルピン・上海において海外公演を行い、以来25年以上に渡り日本各地や韓国にて共演。
2002年にはアメリカ・ワシントンD.C.におけるヨーヨー・マがプロデュースを行うシルクロード・フェスティバルで、野村万之丞（能楽師狂言方和泉流）と共演。その他、朝崎郁恵（奄美民謡歌手）、仙波清彦（邦楽囃子仙波流家元）、森山開次（舞踊家／振付家）等、名高いアーティストと共に文化庁や外務省主催の公演にてキューバ、ドイツ、エジプト、フランス、エチオピア、ケニア、ジプチ、ベトナムなど世界を回る。
■日本での活動
ロックの女王・白井貴子と20年以上に渡り共演。2003～2007年にはORIGINAL LOVEのサポートメンバーとして日本全国でライブを行う他、ナオト・インティライミとフェスやTV番組等で長年共演。
忌野清志郎、MISIA、坂本龍一等多くのミュージシャンとも共演経験を持つ。映画「劇場版ルパンの娘」でサカナクションが手がけた主題歌「ショック」のレコーディングにも参加。
天皇皇后両陛下御臨席・安倍総理大臣主催の晩餐会や長野オリンピック、愛知万博、ワールドカップなどの公式式典やイベントにおいても多数演奏。
アシックス、大和ハウス、豊田通商、ヤマハ、大正製薬、ナショナル・ジオグラフィック等、数多くのCMで音楽制作や出演を行い、NHK「スコラ」、「みいつけた」や、フジテレビ「FNS歌謡祭」、日本テレビ「ZIP」等多くのテレビ番組においても出演・演奏を行なっている。
また、映画「火花 Netflix」では「真っ赤な帽子のお兄さん」役として浪岡一喜、林遣都と共演、綾野剛や北川景子、浅野忠信等が出演する「パンク侍、斬られて候」では「縄次（ジョージ）」役で出演するなど、俳優としての活動も行っている。
楽器の2つの太鼓は、「ジェンベ 」です。西アフリカ伝統楽器の太鼓で、牛や山羊、鹿(ガゼル)の皮を張ったものです。ラティールが使っているのは、2つとも山羊の皮が張られたものです。色が濃い方はコートジボワール製の太鼓で、色が薄い方は、ラティールが特別にインドネシアのジャワ島でオーダーして作った、マホガニーの木をくり抜いて作ったジェンベ です。
丸いものはカラバッシュと呼ばれる楽器です。これも西アフリカ(マリとセネガルで主に使われている)伝統楽器です。大きな瓢箪(ひょうたん)を半分に割ったものです。打楽器です。