Last updated 2023-02-28

菱本 幸二

Hishimoto Koji
フォルクローレ・ビエントス
ケーナ、シーク、ボンボ、チャランゴ、タルカ、その他

 1964年、東京生まれ。13歳で南米アンデス地方の民俗楽器である縦笛ケーナ、その後シーク(サンポーニャ)に出会い独学で習得。同じくアンデス地方の弦楽器チャランゴやギターも弾き始める。
 
 大学在学時の20歳より、日本で最初のフォルクローレのプログループ「カンタティ」の演奏に参加するようになり、大学卒業後本格的に演奏活動開始。エルネスト河本率いる「カンタティ」や瀬木貴将のグループ「ファンタシア」で活動。
 
 1987年、ミュージック・アミーゴス企画の国際交流基金中南米7ヶ国公演に参加。後ボリビアに短期滞在し、チャランゴの名手エルネスト・カブール、シークの名手フェルナンド・ヒメネスと共演。
 
 1990年、再びボリビアへ渡り約6年間滞在。ロックとフォルクローレのフュージョンバンド「ワラ」、ケーナの第一人者ロランド・エンシーナス率いる「ムシカ・デ・マエストロス(巨匠達の音楽)」、ボリビア音楽とジャズを融合させた「ボリビアン・ジャズ」、イギリス人ジャズピアニスト「マルティン・ジョセフ」のバンド「ラ・パス・ジャズ・アンサンブル」など実力派グループで演奏する他、ボリビアの国民的歌手「スルマ・ユーガル」「エンリケータ・ウリョア」「ヤヨ・ホフレ」「ハイメ・フナーロ」など数多くの一流アーティストと共演。30枚のアルバム録音に参加、作編曲も手掛ける。
 
 1996年、1998年には「ムシカ・デ・マエストロス」と共に、フランス・スイス各地で開催の民俗舞踊フェスティバル・ツアーに参加。
 
 1996年暮に帰国。
 1997年より2014年まで、(株)笑う猫企画招聘の学校を中心とした「アンデスの音楽/ 大地の讃歌」公演日本全国ツアーに、ボリビアから来日のグループ「タイピ・カラ」「ムシカ・デ・マエストロス」「アカパナ」のメンバーとして参加。
 
 2015年以降は、自身が結成したユニット「クルス・デル・スール(南十字星)」で来日ボリビア人メンバーと、2021年より日本人メンバーと毎年「アンデスの音楽」全国ツアーに参加している。
 
 2000年、2005年、2008年、「ムシカ・デ・マエストロス」「アカパナ」と、ドイツやその周辺国でツアーを行う。
 
 1999年、初のソロコンサートを行い、2000年にファーストソロアルバム「ケーナとシーク、笛のデッサン1」制作、ソロ活動を開始。オリジナル曲を中心とした「菱本幸二ユニット」での活動や、ギターの木下尊惇、アルパ奏者ルシア塩満や上松美香、二胡の野沢香苗ほか様々なジャンルのアーティストと共演する他、作曲家安田信二率いる「魅惑の音楽団」での活動、NHKスペシャル「失われた文明インカ・マヤ(2007年)」、映画「二宮金次郎(監督:五十嵐匠/ 音楽:寺嶋民哉、2019年)」や葉加瀬太郎のアルバム「SONG BOOK(2021年)」レコーディングなど、数々のスタジオ録音にも参加する。
 
 2003年に劇団影法師の影絵劇「竹取物語」中米5ヶ国ツアー、2015年に同じく影絵劇「鶴の恩返し」音楽演奏で中米7ヶ国ツアー、2017年に沖縄歌舞劇団「美(ちゅら)」と共に中米4ヶ国ツアーに参加。
 
 2021年からは、劇団影法師の影絵劇「モチモチの木」「西遊記」「ゲゲゲの鬼太郎」の全国ツアーに音楽演奏で参加している。